ハンドドリップには様々な方法やノウハウがありますが、現在の私がコーヒーを淹れる方法で、メインの手法になっている一つがあります。
それは、井崎英典さんというバリスタ界では超有名な方のハンドドリップコーヒーです。
なんと、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップでアジア人初の世界チャンピオン!
この方のコーヒーの淹れ方は、コーヒー豆本来の味をしっかり引き出してくれて、本当に美味しいのです!
そして、抽出するときの湯量や蒸らす時間、抽出時間を「数字」を使って論理的に説明してくれていますので、良い意味でマネしやすいのです。
素人でも手法通りにやれば格段に美味しいコーヒーが安定して淹れることができます。
これは絶対に覚えておきたい手法です。すぐに完コピしましょう!
今回は、私なりに井崎さんの手法を噛み砕いて、解説します。
以下、このコーヒーの淹れ方を井崎流チャンピオンコーヒーと呼びます 笑
・数字を使って解説するので、マネすれば誰でもできます
井崎流チャンピオンコーヒーの概要(Summary)
井崎流チャンピオンコーヒーは他の教本等で紹介されるベーシックな淹れ方よりも、長い時間をかけてしっかり抽出して、コーヒー本来の香りと苦味、コクを引き出すような淹れ方です。
そして、スケールとタイマーを用いて、定量的に淹れることができる科学的な側面を持ち合わせています。
難しそうに聞こえますが、定量的ということはしっかり計測すれば誰でも同じように扱えるということです!
淹れ方(Method)
井崎流チャンピオンコーヒーは3回に分けて淹れていきます。
そして、作るコーヒーの量に対して、
ここでは、作るコーヒーを300mlとします。
なので、淹れるお湯の量は、
- 1投目 ・・・ 60 ml
- 2投目 ・・・ 60 ml
- 3投目 ・・・ 180 ml
と、なります。わかりやすいですね!
淹れ始めてからだと忙しくなるので、淹れる前に計算しておきましょう!
1投目(first drip)
1投目は蒸らしの意味合いが強いです。
では、タイマーをセットしてから、ドリップを始めましょう!
20%のお湯を真ん中からくるくると外側に向かって入れていきます。
さらに、ドリッパーを揺らしてあげて、しっかり粉全体にお湯をいきわたらせます。
2投目(second drip)
さらに、20%のお湯を入れます。
内側から円を描くように外側の壁までしっかりかけてあげます。
壁についた微粉を真ん中の方へ押し戻して、濃度感のあるコーヒーに仕上げていきます。
「粉を360度、全方向からお湯に触れさせてあげる」と表現されています。
3投目(last drip)
さいごに、60%のお湯を入れます。
今までと同様、内側から外側にかけてあげます。
そして、お湯を入れたら、全部落ちきるまで待ちます。
よく最後の方はエグミや渋みがでるので、落ちる前にドリッパーを外したりしますが、井崎流チャンピオンコーヒーは最後まで落としきります。
コーヒーが持っている全成分を丁寧にしっかり抽出しているのです。
まとめ
井崎流チャンピオンコーヒーはいかがだったでしょうか。
コーヒー豆の持つすべての成分をしっかりお湯に溶け込ませて淹れるコーヒーです。
香りもすごいし、本当に美味しい!!と思わせてくれます。
さらに、その淹れ方も複雑そうに見えて、かなりシンプルに淹れることができますので、本当にマネしやすいです。
ポイントは
- 湯量と時間をきちんとはかる
- お湯は真ん中から外側までしっかりかける
- さいごまで落とし切る
さいごに、簡単にまとめて図にしてみました。
井崎流チャンピオンコーヒー、本当におすすめです。
もし、これをきっかけにハンドドリップコーヒーを始めたいかたはこちらもご参照ください。
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では、お読みいただきありがとうございました。